【第47回】USB-Type Cコネクタって何だろう?

【第47回】USB-Type Cコネクタって何だろう?

今回のメルマガのお題は、
「USB-Type Cコネクタって何だろう?」です。
USB-Type Cとは、新型形状のUSBコネクターのこと。

新型MacBookやNexus 5Xといったノートパソコン、スマートフォンなどの
モバイル機器を中心に少しずつ搭載機種が増えており、
その名称を耳にしたことがあるかと思います。

どんな新機能があるのか、既存のUSBコネクターと何が違うのか、
気になりませんか?

USB-Type Cの特徴3つとお勧めアイテムをご紹介します。

それではどうぞ。

1.USB-Type Cとは?


次世代のUSB規格。

USB-Type Cコネクターは、スマートフォン・タブレットを中心に
幅広く使用されているUSB micro Bコネクターと同等サイズ。

上下の向きを気にせず挿しこめるリバーシブル構造が特徴です。

パソコンに搭載されているtype Aコネクターと、
モバイル機器向けのmicroUSBコネクターを置き換えて、
外付けHDDなどの周辺機器にも搭載されると見込まれています。

type Cコネクターは使い勝手が改善されただけでなく、
映像転送・データ通信・電力供給を1本で行えるのです。

2.全ての機器がつながる!


モニターも、周辺機器も、みんな繋がる。

慣れた人ならなんてことのない、パソコンと周辺機器の接続。

例えば、映像を外部モニターに写すためにはHDMIケーブルを使って、
キーボードや外付けHDDなど周辺機器の接続にはUSBケーブルを使う。
そのように複数の規格のケーブルを併用しています。

機器に詳しくない人にとって難しい接続作業も、USB-Type Cならカンタン!

データ転送に加えて、「Alternate Mode」という仕組みによって、
あらゆる映像信号も流せるため、映像出力もデータ転送も、
必要なケーブルは1種類だけになります。

USB-Type Cコネクターを搭載する機器が普及すれば、
何種類ものケーブルを用意する必要が無くなり、
誰にでもわかりやすくなるでしょう。

3.通信速度が速い!


USB3.0の2倍

USBには、コネクターの形状の違いとは別に、
USB2.0やUSB3.0といった規格による「通信速度の違い」があります。

USB3.1に対応するType Cコネクターなら、
USB3.0に比べて約2倍となる10Gbpsの転送速度を実現。

ただし、USB3.1でも、USB3.0(5Gbps)と同等の【Gen1】と、
それよりも2倍高速な【Gen2】の2種類があり、最高速度が異なります。

USB3.1対応製品を選ぶ際は対応速度を要チェックです。

4.給電能力アップ!


コンセントが要らなくなるかも!?

従来の規格では5V/500mAまたは900mAhだった給電能力が、
Type Cでは強化されました。

電圧を上げることで高出力する「USB Power Delivery」規格に対応する
製品であれば、USBポートから20V/5A(100W)まで給電できるのです。

既に新型MacBookやChromeBook Pixelが実現しているように、
ノートパソコンからACアダプター用の端子が不要になったり、
液晶ディスプレイや外付けHDDなどあらゆる周辺機器をUSBケーブルだけで
駆動できたりと、より便利になる機能です。

5.お勧めのUSB-Type C対応アイテム

MacBook、Nexus 5X、Nexus 6Pユーザー必見。

将来的には、USB-Type Cだけあれば全ての機器を使えるかもしれませんが、
まだまだ従来のUSBコネクターも必要なのが現状です。
そこで、便利なアイテムをご紹介します。

Nexus 6P、Nexus 5Xの充電にぴったり。
USBケーブル(type A→type C)


type-Cポート1つとtype Aポート2つを搭載。
type C対応USBハブはこちら »


コネクターがくるっと回転。
従来のパソコンでも使える。
type C対応USBメモリーはこちら »

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は「USB-Type Cコネクター」についてのご紹介でした。
「type 〜」というと昔のVAIOを思い出してしまいますね。


最後までお読みいただきましてありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう!

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