【第46回】簡単キレイ。HDMIケーブル

【第46回】簡単キレイ。HDMIケーブル

第46回目となる今回のお題は「HDMIケーブル」です。

テレビとゲーム機やHDDレコーダーなどを接続するとき、
従来の映像・音声ケーブル(黄・赤・白)では3本のケーブルが必要でした。

HDMIケーブルなら、映像と音声を1本で伝送できるから接続が簡単!
ノイズに強いデジタル接続で高精細なハイビジョン映像を楽しめます。

でも、HDMIケーブルには種類が沢山あって、どれが良いのかわからない。
そんな悩みはありませんか?

HDMIケーブルを選ぶうえで重要な3つのポイント、
【コネクターの種類】【長さ】【ケーブルの種類】と
お勧めのアイテムをご紹介します。

それではどうぞ。

1.コネクターの種類を選ぶ


利用する機器の端子を要チェック

主に利用されるHDMIコネクターには、3種類の規格があります。
機器の仕様を説明書やメーカーのWEBサイトで確認して、
合うものを選びましょう。


左:HDMI(type Aコネクター)

最も利用する頻度の高い標準サイズ。
HDMIと言えば、一般的にはこれを指します。
テレビ、パソコン、AV機器など、あらゆる機器に搭載されています。
HDMI(type Aコネクター)はこちら»


中:mini HDMI(type Cコネクター)

名前の通り小型化されたHDMIコネクター。
ビデオカメラ、デジタルカメラなどに使われる規格です。
mini HDMI(type Cコネクター)はこちら»


右:micro HDMI(type Dコネクター)

mini HDMIよりも、さらにコンパクトな極小サイズ。
MHLが普及する前のAndroidスマートフォン、
8インチWindowsタブレットといったモバイル機器に搭載されています。
micro HDMI(type Dコネクター)はこちら»

2.ケーブルの種類別に選ぶ

ケーブルの種類によって性能や使い勝手に違いがあります。
用途に合わせて上手く使い分けましょう。


【コストパフォーマンスに優れる基本形】

・スタンダードタイプ

丸形のケーブルを用いる最も基本形状のものです。
導体が太いためノイズに強く、安定した通信ができます。

圧倒的に安い。簡易パッケージのHDMIケーブルはこちら»


【狭い隙間に配線しやすい】

壁際に寄せて設置したテレビとHDDレコーダーやゲーム機を接続したい。
狭い隙間に通しやすく、曲げやすい特徴を持つケーブルがお勧めです。

・フラットタイプ

薄く平たい形状のケーブルです。
カーペットやラックの隙間に這わせて配線できる特徴があります。

フラットタイプのHDMIケーブルはこちら»


・スリムタイプ

通常のケーブルに比べて細い。
細く曲げやすいため、テレビ背面の狭い空間にも配線しやすい。
ノイズ耐性が劣るので最長でも2mまでの短いものに限定されます。

スリムタイプのHDMIケーブルはこちら»


【長距離でも安定通信】

HDMIはケーブルが長くなると通信エラーが起こる可能性が高くなります。
ホームシアターや会議室において、天井に吊ったプロジェクターへ
接続する際は以下のようなケーブルがお勧めです。

・アクティブイコライザー付き

減衰してしまう信号を増幅する電子回路を内蔵したケーブル。
長距離でも確実な通信が出来ます。

アクティブイコライザー内蔵HDMIケーブルはこちら»


・光ファイバー

銅線の代わりに光ファイバーを用いたケーブル。
イコライザー付きよりもさらに長距離の配線が可能です。

光ファイバーHDMIケーブルはこちら»

ケーブルの形状に加えて「バージョンの違い」もあります。
伝送できる信号や対応する機能が異なりますが、
こちらは「バージョン1.4」のものを選べば間違いありません。

ただし、次世代ブルーレイディスク規格「Ultra HD Blu-ray」に
収録される映像を再生するには「バージョン2.0」のケーブルが必要です。

3.ケーブルの長さを選ぶ

無理のない長さを選ぼう

むやみに引っ張ったり曲げたりするとケーブルの断線や、
コネクター破損の原因となるため、機器との間を無理なく接続できる
余裕を持った長さを選びましょう。

しかし、10m以上の長さになると信号の減衰によって、
正しくデータを読み取れなくなり、写らない原因となる場合があります。

10m以上の長いケーブルが必要な際は、アクティブイコライザー付きのものか
光ファイバータイプのHDMIケーブルがお勧めです。

4.お勧めHDMIケーブル


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