![miniDVテープの映像を残したい!](//direct.sanwa.co.jp/contents/mail-magazine/onayami/img/150527/ttl_image.png)
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第32回目となる今回のお題は、
「miniDVテープの映像を残したい!」です。
かつて、家庭用ビデオカメラ向けに幅広く利用されていた
「mini DV」と呼ばれる規格の小型ビデオテープを使うビデオカメラ。
しかし、ビデオテープよりも取り扱いと映像の頭出しが容易な
HDDやDVD、SDカードなどのメディアを利用するビデオカメラが主流となり、
mini DVは市場から姿を消してしまいました。
ビデオカメラの故障やテープの劣化で映像を見られなくなってしまう前に、
むかし撮影した、お子様の姿や数々の思い出を残したい。
そんな悩みはありませんか?
今回はmini DVテープの映像を保存するための【4つの方法】と
必要なアクセサリーをご紹介します。
それではどうぞ。
1.まず初めにチェックしたいこと
【mini DV】には2種類の規格があり、画質が違います。
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・アナログ放送と同じ画質(SD画質)の【DV規格】
・高精細なハイビジョン画質(HD画質)の【HDV規格】
お手持ちのDVカメラがどちらの規格か確認して、残す方法を選びましょう。
2.パソコンに保存する
接続する方法は主に2種類
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【ビデオキャプチャーケーブルを使う】
ビデオテープの映像・音声をパソコンに取り込んで保存できる。
そんな便利アイテムがビデオキャプチャーケーブルです。
パソコンに取り込めば、映像をそのまま保存するだけでなく、
BGMを付けたり、特殊効果を加えたりしてオリジナルのビデオが作れます。
この方法の注意点は、保存できる映像がSD画質に限られてしまうところ。
もともとがSD画質であるmini DVカメラの映像であれば変化ありませんが、
HDVカメラで撮ったHD画質の映像を取り込むと、画質が低下してしまいます。
ビデオテープをパソコンに保存。
ビデオキャプチャーケーブルはこちら»
メリット
・ほとんどのパソコンで利用できる。
・デメリット
ハイビジョン映像のまま保存できない。
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【IEEE1394端子を使う】
この方法ではIEEE1394端子(iLink、FireWire、DV端子とも呼ばれます)を
使ってパソコンとビデオカメラを接続します。
DVカメラの映像はもちろん、HDVビデオカメラで撮ったハイビジョン映像を、
HD画質のままデジタル信号で伝送できることが特徴です。
映像をキレイなまま残すために、この方法を利用したいところですが、
ひとつ大きなハードルがあります。
それは、最近のWindowsパソコンにIEEE1394端子が搭載されていないこと。
デスクトップPCであればインターフェースボードを使って増設することで
解決できますが、拡張性の無いノートPCではそういきません。
まずは、お手持ちのパソコンにIEEE1394端子があるか確認しましょう。
接続に必要なIEEE1394ケーブルはこちら»
Macの場合
その一方で、Macならこの接続方法を容易に利用できます。
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【ThunderBolt端子を使う】
ThunderBolt端子搭載のMacの場合、IEEE1394端子を追加する
「ThunderBolt- FireWireアダプター」とIEEE1394ケーブル(4pin-9pin)を
組み合わせてカメラに接続します。
ThunderBolt- FireWireアダプター»
(Apple Storeへ)
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【IEEE1394端子を使う】
または、IEEE1394端子を標準搭載しているMacには、
ケーブルを用意するだけで接続可能です。
取り込んだ映像は、Macにプリインストールされている動画編集ソフト
「iMovie」で手軽に編集できます。
接続に必要なIEEE1394ケーブルはこちら»
メリット
・HDVカメラで撮った映像をHD画質のままパソコンに保存できる。
デメリット
・IEEE1394端子を搭載しているWindowsパソコンが少ない。
3.HDDレコーダーに保存する
保存作業にパソコン要らず!
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【外部入力端子を使う】
パソコンの操作が苦手という方も安心。
HDDレコーダーへの保存なら、パソコンを使わずに映像を残せます。
ビデオカメラをHDDレコーダーの外部入力端子に接続してHDDに保存。
編集した映像をDVDやBDにダビングして残せます。
コンポジット端子もしくはS映像端子で映像を入力するため、
保存できる映像がSD画質に限られるところが弱点です。
メリット
・パソコンを使わずに保存できる。
・ほとんどのHDDレコーダーで利用できる。
デメリット
・ハイビジョン画質のまま保存できない。
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【IEEE1394端子を使う】
こちらの方法であれば、HD画質のまま保存できます。
レコーダーの前面や背面にあるiLink(DV)と書かれた端子を使います。
同じ形状でもiLink(TS)端子は扱う信号が異なるため使えません。
パソコンでIEEE1394端子を使うことと同様、HD画質のまま保存できます。
やはりHDDレコーダーでもIEEE1394端子を搭載する機種が減っており、
利用できるモデルが限られてしまうところが難点です。
接続に必要なIEEE1394ケーブルはこちら»
メリット
・画質をそのままに保存できる。
デメリット
・IEEE1394端子を搭載するレコーダーが少ない。
※お使いのレコーダーの取扱説明書もご確認ください。
4.正常動作するビデオカメラが無い!
修理するか変換サービスを利用しよう。
万が一、ビデオカメラが故障していて動かない場合はカメラを修理するか、
写真屋さんで行っている変換サービスを利用すると便利です。
例えば、富士フイルムでもダビングサービスを行っています。
VHS miniDV 8mmビデオの「DVDにダビングサービス」»
(フジフイルムモールへ)
5.まとめ
・mini DVカメラで撮った映像を残したい。
→使いやすい【ビデオキャプチャーケーブル】がお勧め。
・HDVカメラで撮った映像をHD画質のまま残したい。
→画質が劣化しない【IEEE1394接続】がお勧め。
・パソコン操作が苦手。
→【HDDレコーダー】を使って残しましょう。